Wood 木
184 specimens
杉、檜、欅、栗、米松。建物の構造から建具、家具、小物まで、地場で生育した木を用います。京都北山の中井工務店さん、紀州の山長さんとの長い付き合いが、素材の安心感をつくっています。
十五年にわたり、茶室から民家の改修、工芸品の小品まで、侘び寂びと 間 と 借景 の三つの原理を手仕事の精度で現代に翻訳してまいりました。私たちの設計は、地域の木と紙と土を選び、八十四名の職人と対話を重ね、両 principal が全ての会議に立ち会うことから始まります。出来上がる空間は、写真映えを狙うものではなく、住むひとの呼吸と季節の移ろいに寄り添うものであるべきだと考えています。二〇一九年からは東京・青山と京都・祇園に常設のアトリエを構え、十八件の住宅と数件の茶室、工芸の共同制作を毎年お引き受けしています。締切の早い雑誌の撮影や、商業施設の一括設計は、お断りしております。私たちの考える設計は、時間がかかるものだからです。
— 村上愛子 & 星野健治
六百四十点に及ぶ独自素材ライブラリを、敷地から二百キロ圏内から集めています。木、和紙、土壁、織物 —— すべての選定は、現場に赴き、製作者の工房で確かめてから行います。遠方から運ぶ美しい輸入材より、近隣の山でとれた素朴な板を尊びます。
十二の県に広がる八十四名の信頼する職人との協働。中には九名の人間国宝の先生も含まれます。両 principal が全ての工程に立ち会い、見積と図面だけでは伝わらない手癖や呼吸を、直接読み取ります。私たち自身が施工管理を学ぶため、現場に机を置くこともございます。
全てのクライアント会議に、村上と星野の両名が同席いたします。経験の浅いスタッフが前面に出ることはございません。英語と日本語の双方で、海外のお客様や日本の伝統的なお客様にも、同じ慎重さでお話を伺います。
六百四十点に及ぶ選定素材。設計に取りかかる前に、敷地の風土と製作者の歴史を、私たち自身が確かめます。 以下は、その中の四章です。
184 specimens
杉、檜、欅、栗、米松。建物の構造から建具、家具、小物まで、地場で生育した木を用います。京都北山の中井工務店さん、紀州の山長さんとの長い付き合いが、素材の安心感をつくっています。
132 specimens
障子紙、襖紙、楮紙、美濃紙。 光の通し方を現場で合わせて漉き合わせます。土佐和紙工房と、越前和紙の細尾さん。照明の陰影を左右する、最も慎重な素材です。
96 specimens
漆喰、土壁、聚楽、土佐漆喰。塗り手の鏝さばきを、私たちが現場で確かめます。左官の挾土さん、久住章さんとの協働は、二十年に及びます。
228 specimens
西陣、唐桟、薩摩絣、結城紬。 敷物の選定から、暖簾、衣裳にいたるまで、織元へ足を運び、織り手の息吹を確かめます。
JCD Design Award · Grand Prize · 2020 · Good Design Gold Award · 2019 & 2022 · Asia Pacific Interior Design Awards · Platinum · 2021 · Wallpaper* Design Awards · Best Domestic Interior Studio, Japan · 2023 · ELLE Decor A-List · 2022 & 2024
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